猫と野球と12星座に愛を注ぐAmi-Gonのブログです。 主に12星座(+他の星座)の物語を書いたりしてます。
2025/04/28 (Mon)
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2013/03/17 (Sun)
気まずさと愛しさ(牡羊×牡牛)
私は、羊牛を書くのが、好きなのかもしれない・・・。
この二人書いてると、ほのぼのしたり、しんみりしたりしますね。
なんだかんだでいちゃいちゃリア充してると思います。
いつになったら結婚するんでしょうね、この二人。(ぇ
双子の弟君が邪魔しに来ますけどね!
今回、すこ~しだけ破廉恥な感じします。書いてて恥ずかしくなりました。
でもR-15もいかないだろうから、こっちに置きました。
この二人書いてると、ほのぼのしたり、しんみりしたりしますね。
なんだかんだでいちゃいちゃリア充してると思います。
いつになったら結婚するんでしょうね、この二人。(ぇ
双子の弟君が邪魔しに来ますけどね!
今回、すこ~しだけ破廉恥な感じします。書いてて恥ずかしくなりました。
でもR-15もいかないだろうから、こっちに置きました。
(き、気まずい・・・)
牡牛はそんな事を考えながらソファーに座っていた。
シンと静まりかえる無音の部屋に、二人きりでいるからだ。
気まずすぎて仕方が無い。話すこともないし。
ちらりと横を見ると、牡牛とは裏腹に気まずさを感じさせない
涼しい顔をする牡羊の姿がある。
ちなみに、牡羊はなんか漫画の本を読んでいる。
しかも、ヒーローもの。一応言おう。牡羊は25歳の185cmである。
牡牛も本を読もうと、机の上にある本へと手を伸ばす。
すると、手が机にぶつけ、ガタンッという音を上げる。
それほど大きなくない音だったが、本を読んでいた牡羊の視線が机に向けられた。
「大丈夫か?」
「え、あ、ははは。だ、大丈夫ですよ・・・。」
「?そうか・・・。」
気まずい。とてつもなく、気まずい。
小さなもの音でさえ緊張が走ってしまう。
しかも、それを気にしてるのは牡牛だけ。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・あ、あの。」
「ん?」
声をかけてみると、牡羊は本に目を向けたまま返事をした。
話しかけたは良いが、話す内容を考えていなかった牡牛は、
うーむとしばらく考え込んだ。
「こ、コーヒー淹れましょうか。」
「?あぁ、悪いな。」
「い、いえ。」
牡牛は立ちあがり、一旦、リビングからでた。
台所までの廊下で、大きく溜め息をついた。
(・・・恥ずかしい!!なんで私だけ意識してるの!?)
「い、いけない!こ、コーヒーを・・・」
「ふ~ふ~ふ~。なぁにしてるのかな?牡牛ちゃんは?」
「っひゃぁ!?」
いつの間にか、目の前には満面の笑みを浮かべる天秤の姿があった。
何処か楽しそうで、状況を楽しんでるように見える。
こういうところが、天秤の性格の悪さを表現してる。
「て、天秤さん・・・。」
「牡牛ちゃん、リビングで牡羊君と二人きりだからぁ、緊張してるんでしょ♪
可愛いね~☆女の子って感じしてるよ~」
「はぁ・・・」
その優しくも怪しげな笑い方に、牡牛は嫌な予感を感じ取る。
天秤は怖がらないでとでも言うように牡牛の肩をポンポンと叩く。
「あぁ、コーヒーを淹れに行くんだね。ごめんねぇ~、邪魔しちゃって☆」
「い、いえ、そんなことは・・・。」
天秤は笑いながら、牡牛の横を通り過ぎようとしていた。
牡牛も、ほんの少し安堵して、再びため息をつく。
しかし、しばらく歩いたところで天秤は振り向いて、
牡牛を見つめた。
「そうそう。一つだけ教えてあげるよ~」
「?」
「ことわざにこういう言葉があるよ。」
ことわざ。人間界に伝わる言葉だ。
牡牛は頭もよく、学習面でも優れているが、ことわざには疎かったりする。
天秤はクスリと笑いながら話した。
「据え膳食わぬは男の恥・・・ってね。」
「・・・すえ?」
「そうだね~。簡単に言うと、
食べてくださいと差し出された膳に手をつけないのは男の恥って意味☆」
「は、はぁ・・・。」
それがどうかしたのか。というように牡牛は首を傾げる。
それを見た天秤は、「まだわからない?」と厭らしく笑う。
天秤はもう一度牡牛に歩み寄り、耳元でこう囁いた。
「牡牛ちゃんっていう可愛い女の子を目の前にしておいて、
それを見てるだけで手を出そうとしないってのは、男の恥だってこと。」
「・・・へっ!?///」
「牡牛ちゃん、可愛いからね~。牡羊君、どこまで我慢できるかな~。」
「ちょ、て、天秤さん!?それってどういう・・・」
天秤はまたも牡牛に背を向けて歩き出す。
しかし、歩きながら振り向きもせずに言う。
「牡羊君も男だからね。手を出さない保証はないよ~。
優しくはしてくれるんじゃないかな。そこら辺は察してくれる人だし。」
取り残されるようにそこに立つ牡牛は、
天秤の言う言葉を一つ一つ思い出しながら、顔を真っ赤にしていた。
*****
「遅かったな、どうかしたのか?」
「いえ、何も・・・・・」
完璧に意識がそっちの方向に行ってしまったまま、
言葉がカタコトになりかけている牡牛に、牡羊は小首を傾げた。
コーヒーを机に置き、ソファーに座る。
その際に本を取ればいい物の、意識がそっちに傾かない牡牛は、
ただ自分の手を見つめながらもじもじとしていた。
さすがに牡羊も違和感を感じて、牡牛を見つめる。
ソファーの端の方に座り、することも無く俯き、そして決め手に顔が真っ赤。
不審に思わない方がおかしいだろう。
「・・・牡牛?」
「は、はい!?」
「ほ、ホントにどうかしたのか?」
「え!?い、いえ、そんな・・・、私はただ、えぇっと・・・」
徐々に返答まで危うくなってきている。
牡羊は火星座のなかでも意外と空気が読める方だ。
牡牛が何を想像しているのかを、徐々に察してきた。
「・・・・・お、牡牛、まさか・・」
「ちっ、違います!別に、破廉恥なこと考えてるわけでは!!///」
「つ、筒抜けだぞ。考えてる事が・・・///」
「っ・・・///」
牡羊まで意識し出して、2人して赤面する。
牡牛は心の中で天秤のことを恨んだ。
「・・・お、俺は、牡牛が良いなら別に・・・」
「!?」
「いや、えっとだな・・・、そ、そう言う意味じゃなくてだな・・・」
牡羊が何かを言いたげに頬を人差し指で掻く。
牡牛も、牡羊が何を言いたいのかをだいたい察している。
「わ、私は、」
「・・・・・」
「・・・お、牡羊さんの事、好きですから、えっと・・・、」
「・・・・・」
完璧に言葉のキャッチボールが危うい状態になっている。
重い沈黙がさらに重くなった。
牡牛はつい口籠ってしまい、そこから何も言わなくなった。
「・・・じゃぁ、きっ、キスだけでも・・・いいか?」
「・・・いいですよ。」
距離を縮めようと、牡羊は牡牛の方へと詰め寄る。
頬に手が触れて、視線がぶつかる。
羞恥に耐えられなくなったのか、牡牛は目を固く瞑った。
牡羊も目を瞑り、息を整えようとしていた。
それほどまでに混乱していたという事だ。
意を決して、顔を牡牛へと近づける。
唇と唇が触れ合おうとした、
その瞬間、
「牡牛姉ちゃん!テストで95点とっ―――」
「・・・・・あ、」
「ぽ、ポルックス。」
「牡羊ぃぃぃぃい!!!!!」
「うわっ!!やめろ、ランドセル投げてくんなぁ!!!」
*****
「・・・ま、牡羊君が本領発揮するまでには、難所がまだいくつかあるわけだけどね。」
テレパシーでも身につけているのか、自宅で本を読み始めていた天秤は、
クスリと言った笑みで笑っていた。
気まずさと愛しさ
(結局のところ、彼女に手を出すのには、まだまだ時間がかかるようだ)
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